「かしこい人ほど風邪をひく」「夏風邪はバカがひく」などといいますが、軽い風邪ならともかく、風邪をこじらせると他の病気を誘発したりして、風邪は万病のもとなどともいわれています。
この風邪のひきやすさはビタミンAと関係があるのです。
ビタミンAが不足すると、のどや鼻などの粘膜が乾燥し、また菌などの感染に対する抵抗力も落ちます。もちろん冬に裸で寝たなどという話は論外ですが、風邪をひきやすい人は始終ひいているといえます。
一方、ひきにくい人はひいても治りが早い。風邪をひきにくい人は実はビタミンAが足りている人に多く、反対にひきやすい人はAが不足している人が多いのです。風邪をひきやすい人は、明るいところから急に暗いところ、たとえば昼に映画館に入ったりすると目がなかなかなれず、席につけないでウロウロするから、一 度ためされてみては……。
風邪ひきの場合、食べ物が健康管理に重要なウエートを占めます。それもビタミンAの多いレバーや緑の濃い野菜、ニンジンなどを食べないと意味がありません。