山口さんは大和市深見・宮下地区のご出身と伺いました。家系は神主さんだったのですか?
いえいえ、私は高座郡大和町立深見小学校出身です。4人兄弟の次男です。
当時は児童数が多く、プレハブ校舎が建っていて、午前組・午後組となっていました。
光丘中学校4期生になり、こちらも林の中にポツンと建っている中学校でした。そして県立大和高校も4期生です。
校舎も施設もない学校生活でした。
実家が農家でした。大学を卒業してから広告代理店に行きたい!と猛勉強しましたが、断念。そして大和市役所に入りました。58歳に定年になるまでずっと・・・
深見神社の前の神主さんからの再々の希望もあり、58歳の人生の転換期に神主になる決意をしました。
やはり勉強しなくてはなりません。国学院大学 神道学科特別枠で学びました。そして東京の神社庁で認可され、晴れて神主となりました。
相模風土記という書物によると、紀元460年位の建立ということです。
ご神木としてなんじゃもんじゃの木(とてつもなく大きい)樹齢は500年を超えるハルニレの木です。大和市名誉の木、そして神奈川名木100選になっています。
古くから歴史のある神社なのですね!
我が家の孫たちは皆、深見神社でお宮参りをしています。
これからのシーズン、七五三のお参りもありますが、神様に捧げる「祝詞(のりと)」はそれぞれ違うのですか?
その通りです。子供の成長のお祝いや、家内安全、商売繁盛、厄除けなどあります。神様へのお取り継ぎする口上ですから、よくわかりませんよね(笑)
子供さんの成長のお祝い、初宮参り、七五三など、どっちでもよいと考えている方もいらっしゃいますが、ぜひなさって下さい。
子どもがお晴れの姿をして、ご両親、兄弟姉妹、おじいちゃんおばあちゃんが皆そろうということは、あるようでないことです。
子供の笑顔は宝です。それを囲む大人が優しく見守り、成長を願う家族の儀式なんです。ぜひなさってください。
私は山口さんの真面目で真摯なお姿に惹かれます。
これからはお身体大切に、奉仕なさってください。
最後に山口さんの夢は?
女房と一緒に温泉旅行に行きたいです。私の好きな道をよく連れ添って下さって頭が下がります。感謝です。
ぜひご夫妻で旅に出てください!今までお二人で歩んできた道を振り返りながら、未来への夢を語り合って下さいね。
これからも大和市民の心の拠り所として、どうぞよろしくお願いします。