いずみの部屋

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放送テーマ

放送日
2018.06.08
テーマ
第82-83回 大和市消防長の土田孝司さん 58歳です。
ゲスト
土田 孝司 氏 (つちだ たかし)

対談内容

いずみ
土田さんには2007年の「ラジオ食育の時間」より毎年ご出演してくださった同志のような関係ですが、なんと、小中学校まで横浜市で一緒の学校だったと聞いて大変驚いております!
土田
私が2年後輩の小中学校の同窓生だったとは!何かの因縁でしょうか。
しかし勉強は嫌いな子供でしたよ。
いずみ
昭和34年生まれということは、大和市と同じ年齢ですね。高校は県立瀬谷高校で野球部ピッチャーとは!あの頃の高校野球は熱く燃え上がっていたから、さぞかしモテたでしょうね。
どうして大和市の職員になったのですか?
土田
大和にはなじみがあったことと、市民の皆様と一体になって仕事をしたいという希望から、市役所を選びました。
いずみ
今日までどんな職種をなさったのですか?
土田
職員課から収納課、そして消防に出向して防災行政の道になり、消防の仕事は3分の2の市役所人生になりました。
その間、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震を経験し、災害地に支援に行きました。
特に宮城県石巻市に支援物資を運ぶ仕事で「大和市支援物資ステッカー」と貼ってあるバスに乗っていましたら、交差点で高齢の女性が私たちに向かって深々と頭を下げてくださった姿を見て、忘れられない思い出となりました。
いずみ
いつ来るかわからない地震のために、私達は何をしたらよいのでしょうか?
土田
大和市は神奈川県下で人口密度が高い第2位です。津波はありませんが、地震が来たら延焼火災が拡大する可能性が高いのです。
すべての火災現場に消防車が行けないと予想されますので、地域の人々と協力して、自分の身を守ることが大切です。
いずみ
土田さんは今年春から大和市消防長になりましたが、消防署のお仕事というと、私はバックドラフトのような火を消す消防と、救急車しかイメージが湧きませんが、どんなお仕事があるのですか?
土田
火災は予防することが第一です。そのためにビルや道路などを点検して、いざ火災になった時に安全かどうか指導しています。
今、消防隊員は234名います。日夜、交代制で大和市のために訓練をして、備えています。
しかし活動する職員がケガをしないように気を配らないといけません。
災害現場は常に五感を研ぎ澄まして市民の生命人体財産を守らなくてはなりません。
いずみ
救急車をむやみに呼んではいけないですよね?
土田
タクシー代わりにすることは×ですが、ケガをしたり病気になって容体がわからないときはぜひ呼んでください。
いずみ
わかりました!そのようにいたします。
大和市ドローン隊というのは何ですか?
土田
昨年度より発足した制度で、災害時には上空から撮影して状況を把握します。
いずみ
土田消防長は色々な勉強をしなくてはなりませんね。ボケる暇なしです!
土田
消防大学校に2週間の缶詰合宿で色々な事を教わってきました。知らなかった知識と技術をこれからも身につけなくてはいけません。
いずみ
日々緊張する大変なお仕事の土田さんですが、ご自身の夢をお任せ下さい。
土田
今でも月一ぐらいにオートバイ(ナナハン)で伊豆や山梨などツーリングして、リフレッシュしています。
退職後は被災地の現状を見ながら、テントを持って日本一周することが私の夢です!!
いずみ
夢の実現応援しています。その話もいつか聞かせてくださいね。