いずみの部屋

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放送テーマ

放送日
2022.06.03
テーマ
6月3日、10日放送、38歳・我妻登鷹氏は呉服いわきや5代目です。
ゲスト
我妻 登鷹 氏

対談内容

いずみ
うちの長男の小学校時代の同級生、我妻くんです。
25年ぶりの再会ですね。大きくなって!というか大人になって!
我妻
体だけは大きくなりました!私は武蔵くんと同じ小学校でしたが、学校が嫌いで登校拒否となり、5年生、6年生はほとんど行っていません。
自然にフェードアウトした感じです。
いずみ
学校が嫌いだったの?いじめとか?
我妻
そうではなくて、うちのおばあちゃんのことが大嫌いで!!!
親に反抗して困らせてやろうと思って学校に行きませんでした。
家業が呉服屋で、しきたりとか特殊な家で育ちました。
学校に行っていない2年間はテレビを見て、お昼の番組をおじいちゃんと見ていました。
本当におばあちゃんが嫌いだったです。
中学高校は全寮生の静岡の学校に自分で探して行きました。
しかしそこに行っても大変なこと!
まず部屋は中1と高3が二人ずつ同室の4人部屋!
大人と子供みたいなものです。
修行でボコボコの6年間でした。
いずみ
そこでまた試練なのね!6年間よく頑張ったね。
我妻
大学卒業後、高知県の着物メーカーに就職しました。ノルマも多く大変でしたが、6年間の修行から比べると大変ではありませんでした。
3年働き、実家のおばあちゃんが亡くなったのを機に、
横浜に戻り、本格的に「いわきや」に就職しました(26歳)

旧体制の呉服屋から「きものレンタル」を本格的に始めました。
従業員は高齢の人ばかりでしたので、若い子の心理がわかる若い従業員を入れ、きものを着せて若いパワーを注入しました!
いずみ
それは大変!抵抗もあったでしょう。
代々続く呉服屋さんだったから、認められなかったんじゃない?
ご両親は?
我妻
自分の好きにやらせてくれました。若い女性とお母さんが成人式レンタルに来るので、若い従業員がきものを着ているのを見て、びっくりして褒めてくれるようですよ笑
いずみ
完全に着物は「買う」から「レンタル」の時代になりましたね!
私なんて昭和51年に成人式をやって、着物一式購入して(自己資金)、お宝のように寝かせて娘の成人式にその着物を着てもらいました。
もしかしたら孫にも着せたりして(笑)その着物姿見たいもんです!

そんな我妻くん、今度は業態変更して、「馬」に行っちゃってるの?
名刺に「着物と馬を結ぶ呉服屋」って書いてありますけど?
我妻
私の小さい頃からの夢は「馬」を持つことでした。
28歳の時、ポニーのエピを手に入れました。今は馬2頭、ポニー2頭千葉の富里牧場に預けています。週3回朝4時起きで馬に会いに行きます。
いずみ
まるで恋人じゃないですか!奥さんは何と?
我妻
私は結婚条件として、午年で馬ヅラで忍耐強い女性を探してたくさん紹介してもらいました。彼女は私の望み通りの女性でした。
だから何も言いませんし、1人娘も馬大好きでファミリーで馬を可愛がっていますよ。
いずみ
理解のある妻とご両親で本当に幸せですね!
日本の伝統工芸のきものや帯で馬を彩るというお仕事を新たに始められたとか?
我妻
そうです、私の本当にやりたかった仕事なんです!
競馬のウイニング写真を西陣織や京友禅で作成します。
銀座にいわきやを作りました。
馬主さんたちにオファーかけたら、結構仕事になります。

その他ペットとか人物画、特に遺影ビジネスをしています。
いずみ
そのアイデアは素晴らしいです!自分のお葬式の時の写真は元気な時に気に入ったものを用意しておきたいと私も思っています。
シリウスギャラリーで展示&受注会したらどうですか?
この中には適齢期の方がたくさんいるから、きっと評判になりますよ!
我妻
それはいいですね、収録の帰りに予約しておきます!!
いずみ
38歳、124年続いている「いわきや」の5代目、
これからは、女房、子供、大切にして、親孝行忘れずにね!!!
よろしく頼みますよ!