いずみの部屋

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放送テーマ

放送日
2020.11.13
テーマ
第204‐205回 古谷田紀夫氏は社会福祉法人プレマ会理事長です。
ゲスト
古谷田 紀夫 氏

対談内容

いずみ
特別養護老人ホームみなみ風、グループホームそよ風、中央林間デイサービスセンター、中央林間地域包括支援センター・えびなの風保育園 という所を取り仕切っていらっしゃる古谷田さんです。今日は特養みなみ風のお話を中心にお話を伺いたいと思います。
相模大塚の駅から徒歩5分でとてもきれいな施設だなと感じています。
古谷田
みなみ風は平成17年に開所しました。特養老人ホームだけでなく、デイサービス・ショートステイ・在宅介護支援の仕事もしています。
全室個室となっていまして、できた当時は見学にいらした方からホテルのようだと言われました。
いずみ
きれいな特養ホームに皆さん入りたいと思いますが、入所するには大変ではないですか?何か入所基準があるのですか?
古谷田
まずは国の規定の介護度で「要介護3」以上であること。(以前はもっと介護度が低くても入れました)家庭の状況、申し込みの順番、地域の方々が優先などと、沢山の条件を考えて選考していきます。
定員は92名、ショートステイは8名です。
介護度が高い人に対して国から加算されています。
いずみ
お年寄りが年を取ってもその人の人格を守ってイキイキと生活することは大切なことですね。古谷田さんはどうして特養を作ろうとしたのですか?
古谷田
私の家族(妻の親)が平成11年頃老人ホームを探したところ、良い施設がなかったのです。妻の発案で個室ユニット型の老人ホームを作ろうと決めました。今でもよく働いています。
いずみ
素晴らしい奥様ですね!2017年には「かながわ介護セレクト20」にみなみ風が市内で初めて受賞されました。
「自分の大切な人が利用して良い支援・サービスの実現」という法人理念に沿った積極的な人材育成の取り組みや、質の高いサービスが評価されたということですね。素晴らしい快挙!
古谷田
まわりの方々に支えられて得ることができた受賞だと感じています。
ありがたいと思います。昨年、黒岩知事がいらして下さいました。
利用者さま、家族の方、職員、スタッフ一同のお力の賜物と心より感謝しています。
いずみ
さて古谷田さんは昭和31年生まれ!私と同学年と聞きました。泉の森あたりで生まれ育ちも大和人、その頃の大和はどのようでしたか?どんな少年?
古谷田
小学校の頃はそのあたりは水源地で、「森」で、遊び場でした。水草のホテイアオイなどがありました。
私は好きなことをする少年でした。
小学校高学年で「登山」に目覚めて大山へ、そして中学生の時、先生に誘われて丹山、中央線の山々へ。北アルプスの剱岳は思い出深い山です。
いずみ
素敵ですね!「山男」でしたか。
大学卒業後、私学高校の社会の先生をなさったとか。
古谷田
社会がもともと好きで特に、公民、社会学を取りました。
いずみ
これから未来「高齢化、少子化」という社会学を考えた上で社会福祉法人「プレマ会」をお作りになったのですね。
古谷田
高齢者人口が増えることは仕方ない現実です。そして少子化も問題です。就業人口も少なくなり、福祉を支える人が少なくなり、社会の問題として皆が考えていくべき問題です。
いずみ
この後10年は高齢者が増えていき、それ以降は減っていくという現実と伺いました。
我家にも高齢者がおります。すべての方がホームに入れるというわけではないので、家族で支えていくようになります。そんな時、支える家族がつぶれないように「一人で抱え込まない」誰かヘルプしてくれる人がいること、愚痴を聞いてくれる人がいる、共感してくれる人がいることは、今後大切なサポートだと思います。
古谷田
専門職として手を差し伸べなくてはいけないと思います。
ホームに入れても家族とどのように過ごしていくか、家族で介護するにしてもどう向き合っていくのか、大切な問題です。
いずみ
まだまだお若い古谷田さんならできます!
あと30年は頑張って下さい!
まずは健康第一に!ゴルフも頑張ってくださいね。
最後に古谷田さんの夢は?
古谷田
仕事としては「プレマ会」を盛り立てていくこと!
個人としては海外の山に登りたいです!今から35年前にマッキンレーに登りました。隊長は磯野郷太さんでした。
しかし今は体力と時間が問題かな?(笑)
大きなことは望まないで……
山登りもゴルフも一緒な感じがする。登った時の達成感もあるけど、ゴルフ18ホール回ってその中で1つや2つはナイスショットがあり、その時の達成感があります。
登山に比べれば小さい事だけど、その時々の喜びや感動をエネルギーにしていきたいです。
いずみ
仕事をしながら体力と心の健康を保つためにお互いにゴルフ頑張りましょう!!