いずみの部屋

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放送テーマ

放送日
2020.09.25
テーマ
第197回 ㈱東和デザインモデルの 小林宏司氏です。
ゲスト
小林 宏司 氏

対談内容

いずみ
コロナ禍でマスク必須の日々となりました。貴社の大和市上草柳にある㈱東和デザインモデルさんが、「HUSK」というマスクの中に入れるタイプの製品を開発、商品化に成功しました。
素晴らしい取り組みだと感じております。ここに至った経緯は?
小林
私共の会社は、昭和59年、父の小林吉司が大和で立ち上げました。仕事は試作製造業です。メーカーが商品を研究して試作をする時にお手伝いをしています。その後何度も試作を重ねて商品化となり、皆様のお手元に届くわけです。
ところがこのコロナで産業界が自粛となり、私共もダメージを受けました。
そんな折、兄と一緒にスポーツジムに通っていた所、スポーツ中でもマスク着用でとても息苦しいから、何とかならないかと思いました。
マスクと顔の間に空間ができれば少しでも快適になるのではないかと思いつきました。
いずみ
この「HUSK」私も初めて付けてみましたが、息苦しいのが改善するだけでなく、お化粧もマスクに付かず、鼻も高く見えるから「美人マスク」になります!特許も取っていらっしゃるのですね。
どのように作るのですか?
小林
はい、そうです。しかし中国から似たようなものも流入してきます。
制作は私共の得意分野の3Dプリンターで試作品を一つずつ作り、その後ウレタン樹脂で制作して、実際に自分たちでジムで使って何度も制作しました。その後ジムの方やモニターさんに使っていただき、評価を得て商品化としました。
いずみ
1つの商品を製品化することは大変なことですね。
「HUSK」という名前の由来は?
小林
形が「ほおずき」に似ているところからです。英語名が「HUSK tomato」と言い、マスクとハスクは似ているし、「ハスキーボイス」というところなど、色々考えた結果、「HUSK」としました。
いずみ
購入方法は?おいくらですか?
小林
現在、大和駅前のアミューズメント施設で取り扱っているほか、藤沢のデパートで販売予定となっています。
また本社ホームページでもお問い合わせ下されば対応いたします。
金額はオープンプライスです。
いずみ
一般の方が目に付く所で販売なさった方が良いと思います。
大和に「HUSK」を作った事業者さんがいる!ということも誇りです。

さて小林さんはお兄様ともとても仲が良く、兄弟でお父様の会社を盛り上げるなんて、この時代美談だと私は思います。素晴らしい!
子どもをお育てになったお父様はどんな方ですか?
小林
両親はここに至るまで、とても苦労を重ねてきたと思います。
父は何でも作ってしまう人で、私が小さい頃のことですが、歯医者に行って殺菌ボックスを見てきて、これだ!ということを感じ、家に帰って早速玄関のスリッパBOXを作っていたのを今でも覚えています(笑)何でも作るのが大好きなんですね(笑)
そんな父に少しでも恩返しできないかと思って、まずは兄弟仲良く!
いずみ
本当に素晴らしい考え方かと思います。ご両親様がほっとしていらっしゃることでしょう!
これからも頑張って「モノ作り大和」にして下さいネ。

※いずみより一言
後日、大和駅前スカイビル1階出入り口で、「HUSK」の販売を致しました。とても好評で大和の方々にも認知されてきたようです。
まだまだ続く「マスクの時代」。上手に少しでも心地よく暮らす工夫の一つにお役立て下さい♡