大和市は他と比べて外国人籍を持つ人の割合が多いということでこの協会はできたのですか?
25年ほど前に建立された市の外郭団体です。
今は7200人位の外国籍の方が住んでいます。
人数的には 1位 中国人、2位 ベトナム人、ペルー人、フィリピン人などとなっています。
ペルー人が1位かと思っていました!
言葉の壁もありますし、また「新型コロナ」関係もあって、仕事の面でも打撃を受けているのではないでしょうか?
そうなんです!外国籍の人は「どこに相談に行けば良いのか?」「契約が終了したら仕事はどうなるのか?」「子供はどうしようか?」「雇い止め」「失業」「解雇」などとたくさんの問い合わせがあります。
情報が届かないので不安が募ったようです。
日本人でも不安なのに情報がよくわからなくて書類が読めないとなると大変な日常です。これに対して国際化協会では、どのような対応をなさったのですか?
自粛中も国際交流サロンの通訳窓口は開設して、相談を受けました。
またホームページ、ラジオ、情報誌など非対面式で情報を流し、相談を受けました。
給付金の申請も日本の書類が読めず、書き方を教えました。
話すことはできても、読む、書くは難しいことです。
ボランティアの育成に力を入れています。オンラインでも受講できます。
また国際交流サロンが8月1日より一般開放しています。
小中学生の学習支援も行っています。
8月11、12、13日と「夏休み宿題サポート」もしていますので、ぜひご参加ください!
はい。「たぶんかラジオ」というコーナーで毎週月~金の18:25~から5言語で情報を流しています。
ぜひご利用ください。
大和に住む外国人のために日夜コロナ禍でも活躍している石川さんは若い頃、青年海外協力隊に入隊なさったと聞きました。
どこの国でどんなことをしたのですか?
大学を卒業した22歳のとき入隊し、ポーランドに2年半、子供や大人の野球のコーチをしていました。
医師やインフラ設備、建築関係ばかりではないのですね。
2年半ポーランドにいて感じたことは?
ポーランド人はフレンドリーで外の人と話をしてくれます。
日本人は少々「さかい」を作ってしまいますが・・・
とても楽しい年月でした。
イヤな思い出はあまりないのですが、「人種差別」のようなことも受けました。
すべて若い頃の経験が今の仕事に役立っています!
縁あって大和に来た外国人が、「大和って良い街だよ!」と思える場所になって欲しいと願っています。