いずみの部屋

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放送テーマ

放送日
2019.12.13
テーマ
第162回 大和商工会議所 新専務理事 鳴海 智 氏です。
ゲスト
鳴海 智 氏

対談内容

いずみ
商工会議所の新専務ご就任、おめでとうございます。
鳴海
とても荷が重いのですが、頑張ります!
いずみ
鳴海さんの生まれ育ちは?
鳴海
北海道の松前で、海の近くです。とても寒いところで、父は漁師をしていたので、子供の頃は手伝いをしながら海で遊んでいました。
松前昆布を海から取って、干して出荷をする。
漁はイカが中心です。
祖父の時代は、ニシンが、海一面に打ち上げられたほど獲れたそうです。海水温の関係でしょうか、魚の生態系がすっかり変化し、にしんが獲れなくなりました。温暖化によってイカも獲れなくなったら、困りますね。
いずみ
いかそうめんが食べられない、秋の味覚のサンマも食べられない時代が来たら困りますね!北海道育ちの鳴海さんはいつごろ上京なさったのですか?
鳴海
39年前、18歳の時です。東京で一人暮らしをしていて、夜間柏木学園に簿記の勉強に通っていました。その途中で大和商工会議所の職員募集があり、先生のすすめもあって入社させていただきました。
いずみ
そうでしたか。その頃の大和はどんな街でしたか?
鳴海
駅前はとても賑やかでした。相高ストア、東急ストア、ヨーカドー、忠実屋など大型店舗もあり、小さな飲食店も沢山あり、活気がありました。
近くの街、瀬谷・綾瀬から皆さん買い物に来ていました。
商工会の会員数も多い時代でした。その後、大型店は郊外へ、飲食店はチェーン店が主流になり、会員数は減少しました。
いずみ
工業でも、工場の撤退があり、マンションになり、人口は多くなっても商工会の会員数は減少ということですね。
これからの大和商工会議所の進むべき道は?
鳴海
中小企業の支援団体としての役割です。
経営発達支援制度が国から出ています。
それぞれの商店や会社に利益をもたらすようにアドバイスをし、企業からヘルプして伴走して支援する制度です。
商工会議所ではそんな人材を育てています。
そのために研修会や勉強会に参加させています。
いずみ
人を育てて、その人が大和商工会議所の会員の役に立つ、支援できる人材になるということですね。
困ったとき、分からないときに商工会に行けば、アドバイスが受けられますか?とても敷居が高そうです。ちょっと躊躇してしまうかも…
鳴海
商工会では、まず笑顔で挨拶する、声がけをするということをモットーにしています。窓口はとても大切です。
電話口の対応も大切です。
いずみ
Welcomeのオーラ、笑顔はどこの事業所でも最も大切だと確信しています!当校も、学校・カルチャーであってもサービス業だと考えています。その気持ちを忘れないように心がけています。
鳴海
前々々代の小田切会頭も「商工会議所はサービス業である」と申していました。
いずみ
法律や税法も常に変化し、PayPayなどわけがわからぬことも導入したりと、経営者にとっては分からないことだらけです。
そこで親身になって聞けて、相談できるパートナーがいるということは大きな心の支えとなります。
どうぞ宜しくお願いします!
最後に鳴海さんの夢は?
鳴海
ふるさとの松前に杉の木を昔植えました。どのくらい大きくなったかなぁ?その木でログハウスを作りたいんです!しかし、その場所に行くまでが熊が出そうで怖いんです。
いずみ
私が鈴付けて北海道を伴走しますから、ぜひ鳴海さんの夢を叶えましょう!これからの鳴海専務理事に期待します。